椎間板ヘルニアの検査
腰痛で苦労していらっしゃる方はおそらく「椎間板ヘルニア」という言葉も身近だと思います。腰痛で病院にいくと、「椎間板ヘルニア」ではないかという検査をします。仰向けに寝て、左右どちらか一方の脚を膝をのばしたままで上にあげていきます。椎間板ヘルニアでない場合は、多少身体の硬さはあっても腰に痛みを感じることなく90度まで上げていくことができます。が、椎間板ヘルニアがある場合は、20度~30度くらい上げただけで痛みを感じてそれ以上は上げられなくなります。椎間板ヘルニアが多いのは20~30代の男性だと言われています。ただ、椎間板ヘルニアと言っても、必ず腰に激痛を感じたり手術が絶対必要ということではありません。あわてて手術をして失敗した、、、という話も耳にしますので気をつける必要があります。椎間板ヘルニアとうまく付き合うことで腰痛をおきにくくすることは可能です。腰の痛みを弱めながら、積極的に脚腰の筋肉を鍛えることがヘルニアの治療の1つと言えます。
椎間板ヘルニアとは?
背骨を作っている、「椎骨ーついこつ」と「椎骨」の間には、弾力のある「椎間板」と呼ばれる軟骨が挟まっています。(上の図の水色の部分)この椎間板は、背骨にかかる衝撃をやわらげるクッションのような働きをしています。
この「椎間板」の中には「髄核ずいかく」と呼ばれる、軟骨組織があります。下の図では紫色の部分。これが外にはみ出すことを「ヘルニア」といいます。はみ出したために、その近くにある神経を刺激して、腰から足に響くような痛みとなります。
椎間板ヘルニアの原因は?
■腰を強くひねったり、重いものを持った、長時間同じ姿勢でいた、など、日常生活での動作による引きがねが原因
■加齢による椎間板の老化が原因
■偏食によるカルシウム不足や、骨粗鬆症による骨の老化が原因
■「姿勢の悪さ」で骨盤がずれてしまったことが原因
院長 おおしま