さて、前回述べたコリの原因である「筋肉にかかる過剰な負担とはどのようなものか?」
それは、常に同じ筋肉を使い続けることです。
そして「常に同じ筋肉を使い続ける原因はなにか?」
それは
1.気持ちや身体のストレス
2.姿勢
3.持続する緊張
などがあります。
現代人の姿勢
現代人は仕事でも座っていることが多く、移動でも車や電車が多く、重たい頭をささえるため常に前かがみの姿勢でいることが非常に多くなりました。重たい頭が「ガクン」と前に行かないように常に筋肉を使って支える必要が出てきたのです。この、体の姿勢を維持する筋肉のことを「抗重力筋」とよびます。(重力に逆らう筋肉)
抗重力筋
広背筋(こうはいきん)
頚部筋群(首の筋肉)(けいぶきんぐん)
僧帽筋(そうぼうきん)
腹直筋(ふくちょくきん)
大殿筋(だいでんきん)
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
等々...
これらの筋肉は常に働き続けるためコリをためやすい傾向があります。
意識して筋肉を緊張させているわけではないので、本人の意思とは関係なく、筋肉は緊張しっぱなしでどんどんコッていくわけです。現代人の前かがみの姿勢は身体の前面の筋肉が丸くなる、つまり、短くなり、身体の背面の筋肉が引き伸ばされたまま硬くなっていることが多いです。
頭を前に突き出した姿勢をとることで頭が重力によって下に引っ張られるのに抵抗するため首、背中、腰の筋肉がずっと緊張しっぱなしになる、これがコリの種をつくります。
前かがみの姿勢でパソコンに向かっているときは、身体の前面の筋肉(胸の筋肉や胸鎖乳突筋)が短くなった状態で収縮し身体の背面の筋肉(僧帽筋)が伸ばされた状態で収縮している状態になります。
参考画像
http://tribesports.com/challenges/practice-good-posture-while-sitting-for-14-days
http://research.fuseink.com/pc6dnk2awwk9eo/correct-posture-while-sitting-standing-and-lying-down
http://www2j.biglobe.ne.jp/~fkamiya/HB/C11_57.html
院長おおしま